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深部静脈血栓症の迅速検査ができるようになりました
深部静脈血栓症は,エコノミークラス症候群としても知られ,長時間狭いところで下肢を動かさない姿勢を強いられたり,水分不足で血液が濃縮されたりすることにより,下肢の深部を通る静脈に血栓ができる病気です.重症の場合は血栓が肺に流れて肺梗塞を起こし,生命をも脅かすことがあり,早期発見と早期治療が必要です.
身近なところでは,先ごろ起こった熊本の地震で,自家用車内での生活を余儀なくされた方々に多発し,不幸にも何人かの方が命を落とされました.
この病気の発見には下肢の超音波検査が有用ですが,新鮮な血栓が形成されると血液中にD-ダイマーという物質が増加するため,これを測定することが確定診断につながります.当院では,今まで外注検査により測定していましたが,結果が判明するまでどうしても半日かかってしまうため,患者さんにご不便をおかけしていました.
このたび,D-ダイマー測定できる装置を導入いたしましたので,深部静脈血栓症の可能性のある患者さんには,その場で確定診断をすることができます.
方法は,血液を3ml弱採血するだけで,およそ8分で結果が得られます.
詳細はお問い合わせください.
2016年9月25日